自分語り吐き捨て場

自分語りします

ONE PIECEカードは本当に面白すぎるので少し触ってみて欲しい話

はお〜、KGTです。

ONE PIECEカードしてますか?

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カードゲームが好きだったり、興味がある場合は絶対にやるべきです。

断言できます。ONE PIECEのことを知らないとか結構どうでもいいです。あまりにも硬派すぎるカードゲームです。

今回はTwitterで見かけたONE PIECEカードのリーサル(トドメ)の論理思考の問題を取り上げます。

問題の前に大前提としたルールを説明します。

 

 

ルール

【リーダー、キャラ】

ONE PIECEカードはまずデッキを作成するときに「リーダー」というカードを1枚選択します。

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リーダーカードには以下特徴があります。

①リーダーパワー

右上に書いてある数字のことです。この数値は攻撃する際もされる際も参照します。

※詳しくは後述

②ライフ

右下の数字でこのリーダーの体力になります。

③色

左下の六角形のマークで、このリーダーを選択した際にデッキに入れられるカードの色になります。上記例では、赤色のカードのみデッキにいれられます。

④リーダー効果

中心に書いてある効果です。各リーダー毎の固有の能力でそれぞれ効果が違います。

 

そしてデッキを作成する際に投入するキャラカードの例が下記になります。

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①キャラのパワー

リーダーと同じく右上に書いてある数字です。

②コスト

左上に書いてある数字です。キャラを登場させるのに必要なドン!カードの数です。

※詳しくは後述

③カウンター値

攻撃される際に使用されます。使用方法については後述。種類が3種類存在し、「何も記載ないもの」、「+1000」、「+2000」です。

 

【勝利条件】

ONE PIECEカードの基本の勝利条件は相手のリーダーのライフを自分のリーダーやキャラの攻撃で全て削った後にダイレクトアタックを通すことになります。

 

ライフというのはデッキの上から裏側でリーダーに記載されている枚数分置いたもので、攻撃が通ると手札に入ります。

デュエルマスターズでいうシールドの概念と基本的には同じです。

 

ONE PIECEカードの攻守の概念】

前述したリーダーにはリーダーパワーがあるという話をしましたが、これは攻撃をする際もされる際も両方のケースで参照されます。

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相手のリーダーパワー以上のパワーで攻撃するとライフを1点削れます。上記例ですと、自分の5000のリーダーで相手の5000のリーダーに攻撃したときに何もなければ1点ライフが削れます。


[何もなければ1点ライフが削れます。]と書きましたが、上記状況で攻撃した際に手札のキャラカードのカウンター+1000を捨てることによってその攻撃中6000となり攻撃を防ぐことが出来ます。

これはリーダーだけでなく、キャラの攻守も同じで、カウンターを手札から捨てることで守り、守らなければトラッシュに行きます。

 

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カウンターの注意点として一回のバトルのみになります。例として、自分の5000のリーダーが相手の5000のリーダーに攻撃、その攻撃をカウンター+1000で防がれました。

その後、6000のキャラで相手のリーダーを攻撃した場合は、この際参照するのは元の5000という値なので、カウンターをしたい場合は+2000を捨てる、もしくは+1000を2枚捨てることが必要になります。

 

簡単ですが、以上がONE PIECEカードの攻守のシステムになります。

ちなみにONE PIECEカードは攻撃している側はカウンターされて値が負けても自分のライフが減ることやキャラがトラッシュに行くことはありません。基本的には攻撃にデメリットはありません。

 

【ドン!カードシステム】

ONE PIECEカードはキャラを登場させるためにドン!カードを用います。

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デッキとは別に10枚用意する必要があり、先攻は1枚、後攻は2枚からスタートし、毎ターン2枚ずつ追加していきます。

ドン!カードをキャラカードのコスト分支払う(レスト:横にする)ことで、キャラを登場させられます。※所謂TCG用語でよくいう"マナ"という概念

ここで注目してもらいたいのはドン!カードの一番下の文言「自分ターン中+1000」

ドン!カードはレストにしてキャラを登場させることも出来れば、キャラやリーダーに付与して1ドンにつき+1000パワーとして扱うことも出来ます。

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例:)4コストのキャラを出してもいいし、9000としての攻撃をしてもいい

 

付与したドーンは毎ターンの開始時に全て戻ってきて、なくなったりすることはありません。

また、付与するタイミングなども自由です。

この自由度の高いシステムが非常にゲームを面白く、また奥深くしています。

 

ルールに関してはとりあえずは以上です。

詳しく気になった人はティーチングアプリがあるので遊んでみるといいと思います👍

 

リーサル問題

さて、ルール説明も終わったので今回の話題に上げさせてもらったONE PIECEカードゲームのリーサル、即ち「詰め」の局面を考えていただきたいです。ONE PIECEカードの魅力の一つでもあります。

 

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自分の場にはパワー6000のキャラが2枚、パワー3000のキャラが1枚、5000のリーダーがいて10ドン使うことが出来ます。

相手はライフが1残っており、手札が5枚あります。

自分のリーダー効果やキャラの効果などはありません。また、ONE PIECEカードゲームにもトリガーと呼ばれる盾から手札に加わった時に効果を発動するものがありますが、それは考慮しないものとします。

 

この場合確定で勝つことはできるでしょうか?

また確定では勝てない場合は相手にどれだけカウンターがあったら防がれるでしょうか?

 

 

シンキングタ〜イム

 

 

 

 

正解は、確定リーサルありです。

そして分岐はあれども正解としてのルートは1つしかありません。

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6000のキャラに1ドン付与して7000で攻撃します。

相手の選択肢である2つのパターンを考えます。

①守らずライフで受ける

②カウンター3000分を捨てて守る

 

①の場合

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残り9ドンを全て6000のキャラに付与して

15000で攻撃します。そうするとカウンターの要求値が11000となり、ONE PIECEカードでは前述通りカウンター1枚あたりの最大値は+2000のため

2000×5枚+1000or2000×1枚のカウンターを消費するため手札が0枚になります。

まだこちらには5000のリーダーがいるため5000の攻撃が確定で通り勝利します。

 

②の場合

カウンター3000分を捨てると最小でも+2000と+1000の2枚を捨てることになるので手札が3枚になります。

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更に6000のキャラに1ドン付与して7000でもう一度攻撃します。

この際の相手の2つの選択肢を考えます。

A.ライフで受ける

B.カウンター3000分を捨てて守る

Aの際は非常に簡単で相手の手札が4枚になり、こちらの残りは8ドンです。

残りを全て5000のリーダーに付与して13000の攻撃をすれば要求は9000になり、最小でも2000×4+1000or2000×1枚のカウンターで手札が5枚必要なので確定で攻撃が通ります。

 

②-Bの場合

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残りの8ドンを4ドンずつ振り分けます。

パワー3000のキャラが+4000で7000でリーダーに攻撃します。手札が1枚しか無いため+2000カウンターでも守れず相手は受けるしか選択肢がありません。

そして5000のリーダーが+4000した9000で攻撃します。相手は手札が2枚しかなく、+2000×2でも防げないため攻撃が通ります。

 

なので、攻撃順は問わないですが、この問題の解答としては

7000、7000、7000、9000で攻撃する。

となります。

その他のパターンはライフを受けるタイミング等で確定にはなっていない筈です。

 

実際に話題になったリーサルの行き方

リーサル問題を解いていただいたところで今回の本題である話題のリーサルの話をします。

先に言っておきますが、この話題では確定で勝つことはできません。

より実戦的な考え方になります。

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自分は5000のリーダーで、9000,2000のキャラがそれぞれ1枚ずついて、10ドン使える状態です。

相手は5000のリーダーでライフが1枚残っており、手札枚数は無限とします。(実際はデッキの構築枚数があるので無限にはならないが)

 

先程のリーサルクイズでは手札の枚数から勝つ方法を考える話でしたが、ここで考えることは相手の手札にいくつカウンター値があり、ライフのカウンター値をどこまでケア出来るのか、またそのケアした場合に一番勝率が高い択は何なのかです。

 

少し難しい話ですし、ブログも長くなってしまったので今回は回答は記載しません。

簡単に書くと、カウンター値10000以上持たれていた場合は負け。9000だった場合に殴り方によってかなり分岐するという話になります。

 

気になった人は、下記ブログを読むか僕に聞いてくれれば詳しく教えます。

ワンピカード リーサルについて - 語るボブル

 

最後に

今回はリーサルという局面だけの話をしましたが、実際にはライフからのトリガー,相手のリーダーの構築の主流のカウンター値,道中でのカウンターの切り方による手札読みなど多くの要素があるのでリーサルクイズに意味はないかもしれないです。

言いたかったこととしては、このカードゲームはそれだけ運要素の介入が少なくプレイ分岐がかなり多いので毎試合反省や成長があり、噛めば噛むほど味がするってことです。

読んでくださった方は是非一度ONE PIECEカード遊んでみて下さい。

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